先日に引き続き、本の紹介を書きます。
Kindle Unlimitedで読めるので(2024年4月現在)気になったら手に取ってみてください。
本の紹介
「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本【電子書籍】[ 小田桐あさぎ ] 価格:1485円 |
紹介する本は、著者「小田切あさぎ」さんの「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本」です。
「ちゃんとしなきゃ」から卒業するとは?
そもそも「ちゃんと」とは?
ちょっと過激な発言もありますが、「その発想はなかった」がたくさん詰まっていて面白い本でした。
どんな本?
筆者の人生経験を元にした自己啓発本です。 仕事、家庭・育児、恋愛・結婚、お金。それぞれについて「ちゃん卒」した経験を書いています。
「複数人と同時交際、は合理的」とか「いざというときは仮病」という、若干受け入れづらいことも書いてありますが、普通の人にはまず持てない視点から書かれているので、自分の中にある凝り固まった考えをほぐせる本です。
手に取った理由
「女子とお金のリアル」という本を読んで、この筆者の本をもっと読みたいと思いました。
この本については先日の記事に書いていますので覗いてみてください。
心に響いた箇所
「苦手だけど頑張る」って実は迷惑」という章があるのですが、ここに書かれていることが私にとって目から鱗でした。
後述で抜粋している文章を読んで、「確かに…!」と衝撃を受けたのです。
苦手なことは避けがちで、人に頼らないとできないことに罪悪感を覚えていましたが、実はそれって効率がよかったの!?と驚きました。
しかし振り返って考えてみると、今まで苦手を克服しようと自分なりに努力した時間はほとんど実っておらず、人に頼らず何とかしようとした時間はただ無為に過ぎることが大半…
そんな風に自分の経験を思い返して、改めてこの章の内容について「確かに!」と深く納得しました。
抜粋
私たちの多くは、子どもの頃から「君はこういうところが苦手だから、努力してできるようになれ」って言われてきました。
でも実は、苦手なことをいくら努力したところで、正直メリットなんてほとんどないと思いませんか?
得意なことだったら、1の仕事をするのに使うエネルギーは1なのに、苦手なことだと1やっただけで5くらい疲れる。
で、他にできることの量やクオリティまでどんどん下がってしまいます。
さらに、それだけ時間も労力も使って苦手な仕事に取り組んだとしても、得られる成果なんてせいぜい「人並みにできるようになる」くらい(笑)。
評価なんてされません。
こんなに虚しいことって、ないと思いません?
その時間や労力で、自分の好きな部分や得意な部分を伸ばしたほうが、自分も楽しいし、どんどんスキルも上がるし、確実に成果も上がります。
他、響いた所のハイライト
- 削っていいのは仕事・生活・家事育児
- 自分が真面目に働く時間は1日4時間まで
- 以前と言っていることが違うかどうかより、その時の自分に一番フィットしてるものを、常に選べたほうがいい。
- どれだけ努力したところで、元々得意な人には一生勝てない上に、他の従業員やお客さんにとっても喜ばしいことではないのです。
何を感じたか
私は自分を怠け者だと認識しています。
苦手なことを克服しようと思っても、どうしても頑張れず、人の力を借りたり時には押し付けたりしていました。
そのたびモヤモヤして、
自分の怠け癖のせいでこんな気持ちになるんだ
そう思っていたのですが、この本を読んでこんな考え方があるんだ!?と気づき、「苦手なことを頑張れない自分は情けない」と思っていた気持ちが楽になりました。
終わりに
この本には、ごく普通に生きていたら絶対に言われることも聞くこともないような言葉の数々が書いてあります。
私は仕事の話に特に心が動きましたが、それ以外にも恋愛や家事についての「ちゃん卒」も書かれています。
しかし、仕事のズル休みや手抜き、不倫を容認するような文章、人様を気にしない子育てなど、極端すぎて受け入れがたいと思う例も多く登場しました。
でも、「こんな生き方があるんだ」と、新しい考え方に触れて、自分の意識を少しでも変えることができる本です。
なんだか毎日疲れてると思う人はぜひご一読ください!
読んでくれてありがとうございました。また他の記事でも会えたらうれしいです。
コメント